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『スイマー』高田由紀子


☆☆☆+
向井航、小学六年生。東京の強豪スイミングクラブで、速くなることだけを目指して打ち込んできたが、ある日を境に挫折し水泳から遠ざかっていた。そんなとき、引っ越した佐渡で出会った同級生の海人・信司・龍之介の三人は、地元のプール存続のため、航を水泳に誘ってくるが……。
荒ぶる十代の熱が水の中を疾走する、佐渡が舞台のガチ青春競泳小説!

プロローグ …3
1.水泳はチームプレー!? …7
2.おれと勝負しない? …31
3.一センチ先の世界 …83
4.オレ様 …119
5.限界の先なんてあるのかよ …181
6.佐渡市小学校水泳競技大会 …231
7.おれたちの泳ぐ意味 …293
エピローグ …353
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『遥かに届くきみの聲』大橋崇行


☆☆☆
かつて天才子役と謳われた小宮透は、子役だった過去を隠して高校生活を送っている。
しかし偶然にも、同級生の沢本遥は子役時代の透が朗読に励んでいたことを知っていた。
遥は自分が所属する朗読部へ入部するようしつこく勧誘するが、透は拒み続ける。
なぜなら、今の透には決して人前で声を出せない理由があった――。

「神様には負けられない」山本幸久


☆☆☆+
「えらいね」「人助けだね」って、違うよ。私たちは六角レンチで神様と勝負するんだ! 25歳で会社を辞め、義肢装具士の専門学校に飛び込んださえ子は、カスタムメイドの義足を作る実習に苦戦し絶賛ヘコみ中。年下の仲間達に助けられ、芸者やカメラマン、人力車夫など多彩な義肢ユーザーと出会い、垣間見えた自分なりの「バリアフリー」とは? 伸びしろ無限大の人生再スタートを応援する大人のお仕事小説誕生!

「平安男子の元気な!生活」川村裕子


☆☆☆
華やかで、まったりと優雅なイメージがある平安貴族の男子たち。でもじつは、ハードワークな元祖ビジネスパーソンだった!? 恋とファッションだけじゃなく、ゲームやサッカーもセレブのたしなみ? 就活ノウハウに出世のヒケツ、バッチバチのライバル対決……。意外とアクティブな彼らの生活、平安男子たちのがんばりをどうぞご覧あれ!

小学校1年生対象ブックトーク テーマ「ことばはたのしいまほうつかい」

図書館と小学校との連携で、春と夏の国語の時間に全クラスにブックトークをする
これは
「みんなの本だな」
という「子供たちが読みたい本を教室に」とボランティアと図書館と行政が協力して
2000年の子ども読書年から始まった事業で
①導入に大型絵本の読聞かせ等
②学年に応じたブックトーク
③子供たちの自由選書、読書
というプログラムですすめられる。

例年、保護者にも参観やお手伝いを呼びかけるが、新型コロナウイルスの感状況もまだ落ち着かないので
今年も、図書館のスタッフで行う

ブックトークは1年生を担当するので
そのシナリオを。
1年生は短めで13〜14分

導入の大型絵本は


『南河国物語 暴走少女、国をすくう?の巻』濱野京子


☆☆☆

千載におよぶはるか昔のこと、黄砂舞う大陸のとある国に、天下に名を轟かせる名称軍に父親が似ていたばっかりに、あらぬ疑いで囚われの身となった、不運な父娘がおりました。ところがこの娘、たいした度胸の持ち主で――。『ことづて屋』『碧空の果てに』の作者による、意外!痛快!中華ファンタジー!

『エリーゼさんをさがして』梨屋アリエ


☆☆☆
ピアノが好きなのに、あまり才能がないからと母に言われ、ピアノ教室をやめなくてはならなくなった中学生の亜美。ある日、ニット帽にピアノとト音記号のブローチをつけたおばあさん・エリーゼさんや、強くて自由でかっこいいギター高校生・ポーラCさんと出会い、高齢者施設の伴奏ボランティアに参加することに。さらに、一見ごくふつうだけど、実は小悪魔的な美術男子・水野くんとのノートのとり違いから、ふたりの不思議な関係がはじまって……。亜美の日常が楽しくふわふわした色合いに変わっていく……!

『父親を名乗るおっさん2人と私が暮らした3ヶ月について』瀬那和章


☆☆☆+
たった一人の家族だった母親を病気で亡くした高校二年生の新田由奈。
 母の葬式の日、そんな彼女の前に突然、父親を名乗るおっさんが現れた。しかも2人も!? 
 金髪でチンピラ風の竜二と、眼鏡でエリート官僚風の秋生。「今さら父親なんて認めない!」と反発するが、一つ屋根の下で暮らすことになってしまい――。
 不思議な共同生活が紡ぐ新しい家族のカタチ。その中で知った母の意外な一面と残された想い。
 あたり前に近くにいる人が愛おしくなる、いびつでおかしな親子の物語。

『きらめく拍手の音』イギル・ボラ


☆☆☆
手話は言語だ。
[コーダ]=音の聞こえないろう者の両親のもとに生まれた、聞こえる子(Children of Deaf Adults)の話。

映画監督、作家であり、才気溢れる“ストーリー・テラー"、イギル・ボラ。
「コーダ」である著者が、ろう者と聴者、二つの世界を行き来しながら生きる葛藤とよろこびを、巧みな筆致で綴る瑞々しいエッセイ。
家族と対話し、世界中を旅して、「私は何者か」と模索してきた道のり。

◆あらすじ
著者は、「手話」を母語とし、幼い頃から両親の通訳をまかされ、早くから社会と接することで、成熟していった。
21歳で自らが「コーダ」と呼ばれる存在だと知った彼女は、同じコーダの仲間と知り合い、彼らの声を集めて、「コーダ」がどんな存在かを見つめなおす。
ある時、ろう者の父とともに、ろう文化の天国であるアメリカを訪れ、「デフ・ワールド・エキスポ」、ろう者に開かれたギャローデット大学で新たな文化と出会った。
帰国後、聞こえない両親、聞こえる自分と弟からなる自身の家族をみつめたドキュメンタリー映画の製作を決意。インタビューを重ね、彼らと自分の葛藤を映像の力で伝えることに挑んだ。

= = =
私は、手で話し、愛し、悲しむ人たちの世界が特別なんだと思ってきた。正確に言うと、自分の父や母が誰より美しいと思っていた。
口の言葉の代わりに手の言葉を使うことが、唇の代わりに顔の表情を微妙に動かして手語を使うことが美しいと。しかし、誰もそれを「美しい」とは言わなかった。世間の人たちはむしろそれを「障害」あるいは「欠陥」と呼んだ。
(一章「私はコーダです」より)
= = =

◆推薦コメント
読みながら胸が痛かった。けれどもこの痛みは、コーダが迎える未来を新しく切り開くものでもあった。
あなたとわたしの異なりからもたらされる喜び、そして、悲しみは、文化の出会いそのものだ。
―― 齋藤陽道(写真家)

ろう者の両親のもとで育った起伏に富んだ人生を表現することばの深さ、そして広がり。
この本は、ろう者とろう文化への格好の道案内として読むことができるだろう。
ボラさんのことばと思考は彼女のストーリーテリングにいくつもの輪郭を与え、多重露出のようなきらめきを与える。
―― 斉藤道雄(ジャーナリスト「/解説」より)

『跳べ、暁』藤岡陽子


☆☆☆+
母親を病で失い、気力を失くして会社を退職した父親と郊外のある町へ越してきた14歳の春野暁。バスケットに情熱を燃やしていたものの、転校先の平川中に女子バスケット部はない。そこで暁は、学年イチの秀才だが運動神経ゼロの欣子、不法残留の母と暮らし、ほとんど学校に来ていないブミリアたちと女子バスケット部を立ち上げる。だが、暁以外は初心者でルールさえもよくわからず、練習場所にも事欠く始末。さらにそれぞれの家庭の事情にも思い悩む日々、そんなとき、暁の前を華麗なフォームで長身の少女が走り抜ける。それが、暁と本田薫との出会いだった…。少女たちの夢と情熱は、必ずゴールへと繋がっていく。藤岡陽子が描く、最高の青春小説!!

『ヨンケイ』天沢夏月


☆☆☆
たった40数秒に秘められた、最高に熱い青春ドラマ! 慢性的な人数不足に悩む離島・大島の渚台高校陸上部に、奇跡的に男子4人のスプリンターが揃った。インターハイ予選を目前に控え、100×4リレー(四継)に挑むことになるが、メンバーの人間関係はサイアク……。それぞれが悩みを抱えるバラバラのチームで、リレーのバトンは繋がるのか――? 青春小説の旗手がおくる、感動の傑作スポーツ小説!

『さよなら世界の終わり』佐野徹夜


☆☆☆
『君は月夜に光り輝く』著者による “純度100%"の青春小説。
僕は、死にかけると未来を見ることができる。校内放送のCreepを聴きながら、屋上のドアノブで首を吊ってナンバーズの数字を見ようとしていた昼休み、親友の天ヶ瀬が世界を壊す未来を見た。彼の顔を見ると、僕は胸が苦しい。だから、どうしても助けたいと思った――。いじめ、虐待、愛する人の喪失……。死にたいけれども死ねない僕らが、痛みと悲しみを乗り越えて「青春」を終わらせる物語。
生きづらさを抱えるすべての人へ――。

「昨日星を探した言い訳』河野裕(こうのゆたか)


☆☆☆+
自分の声質へのコンプレックスから寡黙になった坂口孝文は、全寮制の中高一貫校・制道院学園に進学した。中等部2年への進級の際、生まれつき緑色の目を持ち、映画監督の清寺時生を養父にもつ茅森良子が転入してくる。目の色による差別が、表向きにはなくなったこの国で、茅森は総理大臣になり真の平等な社会を創ることを目標にしていた。第一歩として、政財界に人材を輩出する名門・制道院で、生徒会長になることを目指す茅森と坂口は同じ図書委員になる。二人は一日かけて三十キロを歩く学校の伝統行事〈拝望会〉の改革と、坂口が運営する秘密地下組織〈清掃員〉の活動を通じて協力関係を深め、互いに惹かれ合っていく。拝望会当日、坂口は茅森から秘密を打ち明けられる。茅森が制道院に転入して図書委員になったのは、昔一度だけ目にした、養父・清寺時生の幻の脚本「イルカの唄」を探すためだった――。   

『拝啓パンクスノットデッドさま』石川宏千花


☆☆☆☆
高校1年生の晴己は、中学2年生の弟・右哉と多摩地区のはずれのはずれにある古アパートで暮らしている。たまにしか帰ってこない母親の代わりに、アルバイトで生活費を稼ぎ、弟との生活を回していく晴己。お金も、時間も足りなければ、明日だってくるかどうかわからない。そんなギリギリの生活をおくる兄弟には、親代わりになって二人を世話してくれた母親の友人、しんちゃんから教わった、心の支えとなる音楽・パンクロックと、「いつか兄弟でバンドを組む」という夢があった……

人気作家・石川宏千花先生が、長年あたためてきた物語である本書は、自分の居場所に悩む若い読者に、力強いエールを贈る物語です。

『見た目レンタルショップ 化けの皮』石川宏千花


☆☆☆
見た目の変化がもたらすものとは……。

読売中高生新聞で人気の連載小説が単行本にまとまりました。

狐を使役する一族の末裔である主人公と狐たちが営むレンタルショップが舞台の、〈見た目〉をめぐる物語。見た目を変えた客と、本来の客の姿をした店員。彼らは、なにを体験して、なにを感じ、なにを得るのか……。

一見、トラブル・問題を抱えているように見える「レンタル客」たちも、姿を変えて、「よかろう」と思った行動をとると、それまで気づいていなかった大きなことに気づくきっかけを得ます。読み始めれば、あっという間にそんなレンタル客の気持ちになれてしまう、ふしぎなストーリーが10本収録されています。

『オン・ザ・カム・アップ いま、這いあがるとき』アンジー・トーマス


☆☆☆+
あたしが何者か、決めるのはあたし自身。

アフリカ系アメリカ人の女子高校生ブリは、貧困の母子家庭で育ち、
様々な社会的な問題を抱えている。
しかし亡き父の遺伝子か、ラッパーとしての才能を認められ、
家族を救うために成功を夢見る。
『オン・ザ・カム・アップ〈這いあがれ〉』というオリジナル曲が
大注目となるが、ブリは商業主義的な音楽世界に巻き込まれそうに
なっていくことに躊躇する。
…ラッパーとしての成功は家族のため?自分のため前作『ザ・ヘイト・ユー・ギヴ あなたがくれた憎しみ』の姉妹編。
人種差別の根深さ、うごめく青春の苦悩と光を描くドラマチックYA小説。通っている高校の警備員から言われのない嫌疑と暴力を受けたブリ。ラッパーとしての成功を夢見る少女に未来が開きはじめた矢先の事件だった。黒人やヒスパニック系への偏見を日頃から感じていた生徒たちは、ブリの作ったラップとともに抗議の声をあげていく。しかしブリ自身の心は複雑で深刻な状況の中、揺れ動いていた…。

『コロナと潜水服』奥田英朗


☆☆☆+
内容(「BOOK」データベースより)
ある理由で家を出た小説家が、葉山の古民家に一時避難。生活を満喫するも、そこで出会ったのは(「海の家」)。早期退職の勧告に応じず、追い出し部屋に追いやられた男性が、新たに始めたこととは(「ファイトクラブ」)。人気プロ野球選手と付き合うフリー女性アナウンサー。恋愛相談に訪れた先でのアドバイスとは(「占い師」)。五歳の息子には、新型コロナウイルスが感知できる?パパがとった究極の対応策とは(「コロナと潜水服」)。ずっと欲しかった古いイタリア車を手に入れ乗り出すと、不思議なことが次々に起こって(「パンダに乗って」)。コロナ禍の世界に贈る愛と奇想の奥田マジック。紙の本にだけ、作中の登場曲が楽しめるSpotifyのプレイリスト付き!!

『あの空はキミの中』舞原沙音


☆☆☆+
陽向、15歳。女子。野球部に入る!?

12歳、夏。勝てば全国へいける少年野球の一戦で、陽向の夢はやぶれた。女子だから――そう言いきかせて諦めた夢が、15歳の春、かつてのライバルとの再会をきっかけに、再び動き出す。

幼い約束を胸に、夢を追いかける少女の成長を描く、さわやかでひたむきな青春小説!

プロローグ:12歳、夏
1:桜景色、再会
2:グラウンドに花は散る
3:あの日の約束は
4:入部初日、夕空を見上げる
5:左投手のスライダー
6:モンタージュ、ひと滴
7:みかんの花が咲くころ、練習試合
8:青葉ゆれる、アウェー
9:梅雨晴れ、お祭りの夜
10:打ち上げ花火
11:旧校舎は雨の中
12:光、あふれて
13:夏の終わり、私たちは駆けていく
あとがき

『パラ・スター side百花』『パラ・スター side宝良』阿部暁子


☆☆☆+
車いすメーカーで働く百花の夢は、親友で車いすテニス選手の宝良のために最高の競技用車いすを作ること。高校2年の時、交通事故で脊髄損傷し、車いすでの生活を余儀なくされた宝良を救ったのは、百花が勧めた車いすテニスだった。宝良が日本代表チームに選出され華々しく活躍しているのに対して、新米エンジニアの自分に焦りを感じている百花は、はじめて顧客との面談を担当することになり……。

東京パラリンピックまで、あと数ヶ月。車いすテニス選手の宝良は女子の代表候補として注目を集めるが、昨年末から不調が続き苦しんでいた。勝利を掴むため、宝良は親友の百花が働くメーカーの競技用車いすを採用。夢に向かい努力する百花や小学生みちるとの交流を経て、競技への思いを強くする宝良。そして、世界の強豪選手が勢揃いするアジア最高峰の大会ジャパンオープンの幕が上がる! 感動の青春スポーツ小説!

『メイドイン十四歳』石川宏千花


☆☆☆+
主な登場人物は、ナチュラルボーン優等生とステルスくんと、サニーとパンダ、それから兎屋に来るちょっと変わった大人たち。
性格も良くて、なんでもほどほどにできてしまう主人公。秘密だって、釣り堀「兎屋」に毎週来ていることと、『フーアーユー?』という小説が好きすぎることくらいなものだ。そんなある日、透明人間の転校生の案内係を頼まれてから、クラス内で微妙な立場がくずれてしまい……!? 
ぐらつく日常を送るぼくらのためにYAの旗手が描く、あざやかな物語!

未来の自分は、いまの自分がしたことで作られていく。だれかをおとしめるという行為は、そういうことができる人間にみずからなっていくという行為でもあるのだ。それをするのかしないのかは、ある意味、一生を左右する重要な選択といっても過言ではないだろう。いずれ出会う新しい友人、意中の人、志を同じくする者たち――人生が進んで行く中で、どうしたって気づくときがくるはずだ。たとえば、ああ、こいつにはかなわない、と思ったときに。ああ、この人が自分なんかを好きになってくれるはずがない、と思ったときに。ああ、この差をどう埋めればいいのだろう、と思ったときに。      本文より

『塚森祐太がログアウトしたら』浅原ナオト


☆☆☆+
「俺は、同性愛者です」
高3のバスケ部エースがSNSでカミングアウト。彼の衝動は思わぬ波紋を広げ……。
ドラマ「腐女子、うっかりゲイに告る」の原作者、待望の最新作。

「登場するすべてのひとの気持ちが胸に迫って、読みながら必死に声援を送りました。たぶん誰もが、この小説のなかに「自分」の姿を見いだせるはずです。」三浦しをん氏推薦!
高3のバスケ部エース・塚森裕太は自分がゲイだとInstagramでカミングアウト。それがバズって有名に。
このカミングアウトが、同じ学校の隠れゲイの少年、娘がレズビアンではないかと疑う男性教師、塚森を追いかけるファンのJK、塚森を崇拝しているバスケ部の後輩へと変化をもたらしていく。そして塚森自身にも変化が表れ…。
作り上げてきた「自分」からログアウトしたら、「本当の自分」になれると思っていた――痛みと希望が胸を刺す青春群像劇。

『卒業旅行』小手鞠るい


☆☆☆+
シングルマザーの母親の仕事の都合で、ナナは中学卒業後に渡米した。高校生活は4人の仲間とバンドを組んで、演奏に明け暮れる。日本の大学に入学を決めた彼女は、4人と卒業旅行を企画するが、ある事件がおきて計画は中止となる。
それから1年半がたち、事情を知らされないナナは、いまだ果たせていない卒業旅行を実現するため、再びアメリカに向かい、バンド仲間一人一人を訪ね歩く。
『ある晴れた夏の朝』の著者が、若者の姿を通して現代のアメリカ社会の実相を描くYA小説第2弾。

『詩人になりたいわたしX』エリザベス・アセヴェド


☆☆☆
詩で描く家族と恋と友情の心揺さぶる物語

主人公のシオマラは、神さまのことなんか、ぜんぜん信じてない。
「女の子は、いけません。いけません。いけません」
信仰心厚い母親に、こう言われるたびに、
「自分はなんてちっぽけなんだろう」って感じるんだ。

ハーレムに暮らす少女シオマラは、厳格な母親に猛反発しながらも、「言葉」の持つ世界に惹かれていく。
高校のポエトリースラム部で詩のパフォーマンスというものを知り、自己表現の世界にどんどんのめり込んでいく。
「言葉は、ありのままの自分を解き放つ手段」、そのことに気がついたシオマラは、いろいろなことから自由になれた。



【編集担当からのおすすめ情報】
本書は、作者にとっての2作品目となります。
全米図書賞、ボストングローブ・ホーンブック賞、マイケル・L・プリンツ賞、カーネギー賞と、大きな児童書の賞を総なめにした話題作品です。
読者が選ぶ賞も数々受賞していることからも、いかに読者から支持されているかがわかります。
全編、詩で描かれているために、心に直接響くのかもしれません。YA世代から、大人まで、勇気づけられる物語です。

『それをAI(あい)と呼ぶのは無理がある』支倉凍砂


☆☆☆
私だけの完璧な相棒を端末にダウンロードできたら、友達なんていらない!? でも現実の恋や夢は万能AIにも計算不能で……。生まれたときからAIに囲まれて育ってきた主人公たちを描く。『狼と香辛料』の支倉凍砂が初めて挑む青春ストーリー!

『オルタネート』加藤シゲアキ


☆☆☆
高校生限定のマッチングアプリ「オルタネート」が必須となった現代。東京のとある高校を舞台に、若者たちの運命が、鮮やかに加速していく。
全国配信の料理コンテストで巻き起こった〈悲劇〉の後遺症に思い悩む蓉(いるる)。母との軋轢により、〈絶対真実の愛〉を求め続ける「オルタネート」信奉者の凪津(なづ)。高校を中退し、〈亡霊の街〉から逃れるように、音楽家の集うシェアハウスへと潜り込んだ尚志(なおし)。恋とは、友情とは、家族とは。そして、人と“繋がる"とは何か。デジタルな世界と未分化な感情が織りなす物語の果てに、三人を待ち受ける未来とは一体――。
“あの頃"の煌めき、そして新たな旅立ちを端正かつエモーショナルな筆致で紡ぐ、新時代の青春小説。