FC2ブログ

ブックレストラン

読んだ本の記録、感想,評価。☆☆☆☆☆:大好き、出会えて良かった。~☆途中でやめたくなった。まで個人的な評価です。基本的に☆3つ以上はオススメ

Top Page › ブックトーク › 小学校2年生国語「スーホの白い馬」導入ブックトーク
2017-02-07 (Tue)  21:51

小学校2年生国語「スーホの白い馬」導入ブックトーク

 光村の国語教科書、モンゴルの民話「スーホの白い馬」を読み取りつつ、「本はともだち」で世界の民話を読んでみよう、と数冊の紹介がある。
この単元で導入と並行読書のためのブックトークをした。

テーマは「世界とつながる昔話」

以下シナリオ

皆さん今日は
スーホーの白い馬というお話をこれから勉強しますね。このお話は、モンゴルという国に伝わる昔話です。お相撲を見る人は、モンゴルって聞いた事あるかな?(何人か名前があがる)
モンゴルの人たちは私たち日本人とそっくりだよね。
モンゴルは日本よりずいぶん広い国で、広い草原が広がっています
最初のページに広い草原にぽつんとゲルが小さくある写真を実物投影機で拡大して見せる

広いけど、日本よりずっと人の数は少ないです。
この広い草原で、昔からヤギや羊、牛や馬を飼って動物の食べる草がなくなったら次の場所へ、家ごと移動しながら生活しています。家もいっしょにね。
モンゴルの人たちは馬をとっても大事にしていて、今でもほとんどの人が馬に乗れるそうです。
年に一度のお祭りの時にはみんなくらいの子どもが馬に乗って競争するそうですよ。
乗馬中の子どもの写真を実物投影機で拡大して


モンゴルには馬の毛を使った馬頭琴と言う楽器があります、
↓実物投影機で馬頭琴の拡大。ひいている姿も

ここに(弦)が馬のしっぽの毛で作られて、馬のいななきの様な音も出せるそうですよ。
その楽器が作られたわけとして伝えられているお話が、この「スーホーの白い馬」。


教科書とちょっと文章が違うところがあちこちにありますよ。発見出来るかな?
「このスーホの白い馬」は昔話です。
本がなかったときから、お話は世界中にありました。本がないのにどうして?どうしてたと思う?(子ども達、どうしてだろう?あれ?って感じ)

お話を覚えて上手に話す人がいたんです。聞いて楽しんだものなんですね。
昔は本がなくてもお話を語る人が沢山いて、聞く人の反応を見ながら、おもしろがってくれるように少しずつ変えながら語って来たからです。そしてそのお話は口伝えで遠い所まで、面白いお話だと違う国まで運ばれる事もあったんですね。旅人が隣の国でこんな面白いお話あったよって話す事もあったでしょう。昔話は誰がそのお話を作ったかは解らない、文字がない本がない時でも人が話す事で伝えられて来た物語です。

皆さんはもう色んな物語を読んでいます
例えば、すみれちゃんのお話、100年たったら、昔話になるのかな?(ならないと言う声が多い)
なりませんね。すみれちゃんのお話は、石井睦美さんが自分で考えて文字にして発表されたお話だから、100年経っても外国に紹介されても、登場人物が変わったりタイトルが変わったりする事はありません。
でも昔話は口伝え誰が作ったのかわからないだから、主人公が変わったり、出てくる動物が違う動物になったりする事があります。

たとえば、シンデレラと言うお話皆さん知ってますね。このお話はみんなが面白いって思ったんだね。世界中にちょっとずつ変わりながら伝わっています。日本で有名なのは、ペローと言う人が集めた昔話にあるシンデレラ。ペローは昔話をいっぱい知っている人から聞いてそのお話を文字にして残してくれました。ガラスの靴をはいてカボチャの馬車に乗って宮殿のパーティーに行きますね。
ペローという人とは違う国の人でグリムと言う人がいます。聞いた事あるかな(なんかきいたことあるーの声)
グリムも昔話を話す人からお話を集めて本にした人です。グリムが集めたお話の中にもシンデレラのお話がありました。
これは、グリムという人が集めた昔話にあるシンデレラ。


お母さんが死んでしまった後に来た新しいお母さんと姉さん達にいじめられるシンデレラの願いを聞いてくれるのは2羽の白い鳩。
黄金と銀の糸でおったドレスと、銀の刺繍をした靴を落としてくれたのも。それを来てシンデレラはお城に向います。(馬車に乗らない!の声)
この後も少しずつ違いますよ。

こちらはフランスのいなかで伝えられていたシンデレラ。
シンデレラ (世界みんわ絵本)

シンデレラがきれいなドレスででかけるのは舞踏会ではなく
日曜日の教会
その地域で、おしゃれしていく所は、日曜日の教会だったんですね。
やっぱりシンデレラは新しく来たお母さん、お姉さんに仕事を言いつけられて、羊をおいながら、糸つむぎをします。その丸くした糸の玉が穴に落ちてしまい、追いかけていくとそこに妖精が。妖精はシンデレラに「頭のシラミをとってくれないかい」「ええいいわ」とシンデレラ。その後妖精たちが宝の小箱をくれます。この中に、素敵なドレスや靴が入ってるんだよ。
日本にもシンデレラ、ありましたよ。
「こめんぶくあわんぶく」
名前は、日本だから、シンデレラじゃないね。シンデレラはこめんぶく。あわんぶくは新しく来た意地悪お母さんの娘です。

やっぱりこめんぶくは、お母さんに栗拾いを言いつけられて、穴のあいた袋を渡されていたから袋を一杯にする事ができなくて、山で迷ってしまいます。そしてあったのが、やまんば。山姥は
「頭のシラミをとってくれないか」といいます。込めんぶくがとってあげると、宝の小箱をプレゼントしてくれました。(おんなじーという声)この中には何が入ってると思う?ドレスじゃないよ。日本だからね。(きれいな着物!と女の子が言うと「日本で昔だから着物なんだ」って男の子)
こめんぶくの行く所はどこでしょう?どんなシンデレラかな。
それから
この絵を見て
「ふるやのもり」「とらとほしがき」「馬のたまご」↓馬〜とふるや〜は表紙、とらと〜は同じ場面のシーンを三つ並べてみせる
馬のたまご―バングラデシュの民話 (世界の民語絵本シリーズ)

これにてるでしょ。
これは、ふるやのもりが怖くてそのこわいふるやのもりに取り付かれたってあわてて逃げるオオカミと馬だと思ってしがみつく男、
これはきりさめが怖くて、その怖いきりさめというものに取り付かれたとあわてて逃げるトラと探していた子馬だと思ってしがみつく男、
これはほしがきが怖くて、その怖いほしがきに取り付かれたとあわてて逃げるトラと、牛だと思ってしがみつく男。
これ、勘違いが楽しいお話ね。全部国が違うんだけど、この中に日本の昔話があります。どれだと思う?(ふるやのもり、という声)
そう、日本にはトラはいません。でも昔はオオカミがいました。この本はバングラディッシュ、こちらは韓国。どちらの国にもトラがいます。だから、登場人物がイメージしやすいようにその国にいる動物になるんだね。だって昔は絵本もテレビもないから自分の国にいない動物がお話に出て来たら、聞く人が想像出来ないでしょ。

聞く人がイメージしやすく楽しいようにとその地域にあわせて変化しながらなん百年も伝えられて来た物語だから、昔話はその国らしさが出ていてそんな事も他の国の昔話を知る楽しみですね。
今日本には語る人がほとんどいないけれども、もったいない残したい、と思った人たちが、こうして次々と文字にして残してくれているので、私たちは、沢山の昔話を自分で読んで楽しむ事ができますね。
お隣の国韓国の昔話にはトラがよく出てくるんですよ。
「あずきばあさんとトラ」



畑で働いていたおばあさんを食べようとしたトラ。おばあさんは「この小豆が実ってから、小豆粥を一杯食べるまで待っておくれ」と頼みます。トラは小豆粥も食べたくなったので「小豆ができるころにまたきて、捕って食ってやるからな」と帰っていきました。秋になって小豆ができ、小豆粥を作ったおばあさん、トラに食べられてしまうと思うと、悔しくて悲しくて、しくしく泣きました。
そこへ、卵が転がってきて、「私にいっぱいくれたら助けてあげる」といいます。小豆粥を食べた卵は、かまどの灰の中に隠れます。お料理で火を使った後燃やした物の残りかすがたまったところがあるのね。その中に隠れました。つぎにやってきたのはスッポン。スッポンも小豆粥を食べると水瓶の中に隠れます。おばあさんが泣いていると次はうんちがべちゃべちゃやってきて・・・こうやって次々いろんなものがやってきてはおばあさんの小豆粥をもらってどこかに隠れます。トラは最後にやってきますよ。どうなるのでしょう。おや・・なんだか聞いた事がある?(聞いた事があるようなーとか声)

はちやくりやうんちがきびだんごを一つずつ貰ってさるのばんばで水かめの中や、灰の中に隠れますね。
もう一つ韓国のお話
「いぬとねこ」


むかしむかし犬と猫と暮らしていたおばあさん、漁師に捕られてしまったスッポンが涙を流しているのを見て、持っていたお金を全部漁師さんにわたして、スッポンを逃がしてやりました。スッポンって日本や中国や韓国で昔から食べられていた亀なのね。
次の日、男の子がおばあさんを迎えにきます
「一緒に竜宮に行きましょう」助けたスッポンは竜王の息子だったのです。おばあさんは、男の子の背中に乗って川に潜っていき、楽しく暮らしました。家に帰る日、おばあさんは竜王から玉を一つもらいます。
なんか、きいたことある?
そうだね。浦島太郎のお話ににてるね
これはどんな玉なんでしょう。とても不思議で、あったらいいなあって思うような玉でしたよ。おばあさんはどうなるのでしょう。このあと犬と猫が大活躍するのですが、犬と猫が出てくるお話は、こちらのお話ともそっくりなんだよ。
いぬがネコを背中に乗せて川を渡るシーンの絵を並べてみせる
『いぬとねことふしぎなたま』
 
   
私たち人類がこの地球に始めて生まれた場所ではないかと言われているアフリカのお話を紹介しましょう。アフリカって今でもお話を語る人がいて、昔話が沢山あるそうですよ。スーホーと白い馬は馬頭琴と言う楽器がどうしてつくられたのかの言い伝えですが今日紹介するあふりかの昔話は、心臓が胸の中にあって大人の男の人のひげがここにあるわけを伝えたとってもユニークなお話。こんな登場人物、他の国の昔話ではあまり私はしりません。
アフリカではお話の最初に
パウカー(はじめるよ)、パカウー(はーい)ではじまるそうです。
やってみよう
パウカー    (パカウー)

『しんぞうとひげ』


むかしむかしあるところに〜おいかけます(途中まで読聞かせ)
ここから、なぜ心臓が胸の中に、ひげがあごにあるかのお話になっていきますよ。
アフリカは色んな動物がすんでいますね。動物が沢山出てくる昔話ももちろんあります。



アフリカは動物がいっぱいいて動物が主人公のお話も色々あるんですが、昔話に出てくる動物で、怖い動物としてよくでてくる動物
 オオカミ
  どんな昔話知ってる?(赤ずきん、七匹の子やぎ、三匹のこぶたの声がでる)
中国の昔話を紹介します。ちょっとドキドキするおはなしですよ
「ロンポポ」
これは最初の部分をよみますね。〜シャンはオオカミの毛むくじゃらの顔をはっきりみてしまいました。


続きは・・おたのしみ  (七匹のこやぎみたいだった)
そうだね、この後、赤ずきんの様な場面もでてきてどきどきだよ。

みんなの知っている赤ずきんは、猟師がお婆さんも、赤ずきんもたすけてくれる、というものだとおもいます。
フランスのいなかに伝わちょっと違う赤ずきん
「あかずきん」


飛ばし読み、途中から「三枚のお札だ!」の声   赤ずきんがにげ、オオカミが追いかける所まで。
さあどうなるんでしょう

それではさいごに、怖いお話を。

語り「くらーいくらい」
びっくり話なので、最後は思いっきり。子ども達はびっくりしすぎてしばらく興奮。
先生が「はーい、おちついて おちついて」と

こんな風にみんなで集まってお話を聞いて楽しんだんですね。そうして楽しいお話がずっと伝えられて来たの。今は文字にして本になっているから、こんなに色んな国の昔話を自分で読む事ができますね。楽しんで下さい。
スポンサーサイト



最終更新日 : 2017-02-07

Comment







管理者にだけ表示を許可