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小学5年生対象ブックトーク 「変わる」

小学校「みんなの本だな」(図書館から持っていった400冊程の本を平置きしたなかで、ブックトークを聞いて、自由に本を選びそれが学級文庫となる活動で、授業時間45分を使って全小学校全クラスに行う。1学年1クラスの学校は6時間で)で、私の担当学年は5年生 
ブックトークのテーマ「変わる」
シナリオは
日は「変わる」をテーマに本を紹介していきます。
今年平成から令和へと元号が変わりました。
平成は30年間ですがもう少し長い時間昭和から50年間の、政治や科学技術、遊びやスポーツの変化を見てみようという本

朝日小学生新聞というのが50年前からあるんだけど、その記事をまとめた本です。
この本最初に未来予想があります。宇宙エレベーターとか深海未来都市。宇宙エレベーターは2050年、深海未来都市は2030年〜2050年には実現予定で開発中だそうです
ということは皆さんがこの研究に携わる人にナルかもしれないし、実現を見る人になるかもしれません。楽しみですね
色んな分野の変化を自由に見て楽しめます
例えば 電話、すごく変わりました。
今ではスマートフォンみんなのお家にあると思いますが、電話の他にゲームや音楽を聴いたりも出来ますね。昔は黒いダイヤル式の電話だったんですよ。
もっとみんなに身近な物、教科書も見てみましょう
私が小学生のころ、厚い教科書で頑張っていたんですが、2000年代になると内容が3割り程減って教科書は薄くなります。でも教科は増えました。
こんな記事もあります。平成9年6年生の女の子が英検1級合格。この子が今何をしているかがこちら。皆さんの20年後30年後も楽しみですね。大人の人とおしゃべりしながら一緒に見るのも楽しい本です。

科学技術の発達で、私たちの暮らし方は大きく変わりますね。
その科学技術には、自然を活かしたり、自然から学ぶ、ということこんないあるんだとびっくりする本

猫の舌とかトンボのはねとかきのこのかさとか色んな物が利用されていますが、夏の花向日葵見てみましょう。
ドラム式洗濯機に向日葵の種の並び方が応用されています。フィボナッチ配列、というものですが、この応用で洗濯ムラが50%減って、洗浄力は10%あがったそうです。なぜかは読むとわかるよ。
もう一つ、「ハダカデバネズミ」聞いたことあるかな。普通のネズミの寿命は3年ですがハダカデバネズミはなんと30年そして体が老化しません。さらにガンにかかりません。人間に応用出来るのではないかと研究中なんだって。すごいね

科学が発達するには多くの科学者達がいたのですが、女性科学者だけを集めた本があります

古代から現代までの女性科学者が紹介されています。
見開き2ページで一人紹介されています。イラストも大変こっていて素敵です。そんな所も楽しみつつ、朝読にもちょうどいいですね
女性に限定したことで、経済的、性別、人種による差別もそれぞれのエピソードから見えてきます。
何を自分がしたいか、ということに性別や人種は関係ないはずですが、人は壁をつくってしまうんですね。その中で多くの業績を残した女性たちの物語や言葉の中に、何かみなさんの心に響く物があるのではないかと思います
プログラミングの母と言われる「グレース・ホッパー」さん引退後も講演会を良くやっているそうですが、その言葉を紹介しましょう。「最も有害な決まり文句は『われわれはいつもこのやり方でやってきた』です」

「このやり方でやってきた」と中々変わろうとしない社会のしくみ、これについて考える切っ掛けになる本があります

スウェーデンの本です。
10歳の女の子エッバがある日の新聞を見ていて気づきました。そこにはサミットとかで世界のトップリーダー達が集まった写真があったのですがそこにいたのはおじさんばっかりだったこと。なんか変。どこがおかしいんだろうとエッバは考えました。そして不平等に気づきます。
そして不平等についてもっと調べてみようって思ったの
お友達とも不平等とかへんだって思うことをみんなでおしゃべりして、フェミクラブって名前を付けたの。話しているうちに自分たちはこれを守ろうって決めたことがあります。それは
わたしはわたし。そのままの自分でいさせて
ぼくはぼく。そのままのぼくでいさせて!
ということ。そして今まで差別と戦ってきた女性達について知っていくのですが、おばあちゃんにも話を聞きました。それは選挙権についてです。選挙権昔は男性にしかありませんでした。それはこういうこと
例えば皆さんもクラス委員長選んだり児童会の会長選んだりしますよね。男子しかその権利がないよ、というルールだったらどうですか?
そんなのおかしいってみんな思うよね
おかしいって思わなかった人がいっぱいいて、今のようにみんなが政治に参加出来るというルールになるまでに、一部の女性が声を上げてからスウェーデンでは30年、日本でも20年かかっているんですよ。
当たり前になってると、おかしいって気づくこと難しいんです。でも気づくことってすごく大事。今でも政治家も圧倒的に男の人が多いし会社で偉い人は男の人が多い。ノーベル賞の受賞者も圧倒的に男の人が多い。なぜなんでしょう

当たり前になっていること、それを色んな方向から考えてみると、結果が変わっちゃうかもしれない、そんなことを感じるお話

この本では3つの裁判が行われます。
訴えられたのはオオカミを殺してしまった「三匹のこぶた」の末の弟トン三郎と、お婆さんの敵討ちのためにタヌキを殺そうとした「カチカチ山」のうさぎ、そして嫉妬をつのらせて美しい姫を毒殺しようとした「白雪姫」の継母です。
それでは「三匹の子豚裁判」を少しだけ覗いてみましょう

検察官の主張はこうです
「被告人のトン三郎は自分が教われる前にオオカミを殺そうと決意しました。7月7日午後3時頃、自らオオカミを自宅におびき寄せたトン三郎はあらかじめ富山土をふさぎ、オオカミが煙突から入るようしむけました。そしてお湯を沸かしておいた大鍋の中にオオカミを転落させました。トン三郎はすかさず鍋にふたをすると、重しをのせ、オオカミを死亡させたのであります。トン三郎が犯した罪は刑法199条の殺人罪に当たります」
弁護人は「正当防衛での無罪」を主張します
さあこの裁判どうなるのでしょう。この本結末はっきりしません。色んな意見が述べられて皆さんが裁判員だったらどう判断するか、ということになるので是非何人かで読んで話し合ってみると面白いと思うよ。

物語の中だけではなく、昔オオカミはただただ人の家畜を襲う悪者でしかありませんでした。日本でも殺されて殺されて絶滅しました
皆さんはシートンという人の名前を聞いたことありますか?日本でも彼の書いた動物の物語が沢山翻訳されています。それらを読むとシートンの動物に対する愛情と敬意をすごく感じるのですが、実はシートンは有名なオオカミハンターでもあり賞金を手にし、オオカミ狩りの入門書も発表していますし、自分の祖先がイングランドにいたオオカミを絶滅させたことを誇らしげに語っていました。そんなシートンが生き方を大きく変えたのは、1匹のオオカミとの出会いでした。

物語は今から100年以上も昔1893年、先住民の人々はそのオオカミのことをロボ、あるいはオオカミ王とよんでいて、灰色オオカミの群れのリーダーでカランポー地方の人々に恐怖を与え続けていた。ロボの首にかけられた賞金は上がり続け、1000ドルという(1000万)莫大な金額になって有名なハンターが挑戦しますがロボの賢さはそれを上回り平原の王として君臨し続けます。
この頃オオカミハンンターとしても有名だったシートンは依頼を受け喜び勇んで現地に向います。
この後のロボとの頭脳戦が続き、最後にシートンはロボを捉えますが、そのシーンに喜びは少しもありません。シートンの心に残ったのはいたたまれない思い
そしてその後彼はロボをヒーローに見立てた物語を書きます。そして生涯にわたってオオカミの保護と自然環境保護に身を捧げ二度とオオカミを殺すことはなかったそうです。

賞金の所でお金の換算をしましたが、お金も時代を経て変化して来ています。世界のお金の昔と今がわかる本

昔話で大判小判って言うじゃない、この大判豊臣秀吉時代の大判で今のお金にすると100万円以上の価値だって。こちらの小判は10万円だって。実物大ですよ。
明治時代に円が初めて登場します。この頃の20円は今の20万円を超えるくらいの価値がありました、とここに書いてあって他の本で明治4年で1円1ドルと書いてあったので簡単に計算しました。日本のお金がどう変わってきたか、そして外国のお金も沢山紹介されています
お金の代わりにレコードとか、木の葉の宿泊券とかをくれる動物達と関わる宅配のパン屋さんがありました
わたしがこのシリーズ好きな一番の理由はくるみさんの少しでも良いものをっていう妥協を許さない仕事に対する思いがとても素敵で大人の私が読んでもいいなあって思うの。あと作品全体に感じるほんわかとした暖かさかな。

この1冊に6つのパンのおはなしが入ってます。
紹介するのは「ドングリのパン」というお話。化け上手のキツネが出てきますよ。
焼いたパンを駅前の喫茶店に届けた帰り、くるみさんは嗅いだことのないパンの匂いに気がつきました。何を入れて焼いてるんだろう・・匂いを辿って林の中へ入っていくと、小さな家があって
「まあ狐がオーブンからちょうど、天パンを取り出しているところだったのです(なんてことかしら)」でも相手がきつねであろうとなんとしても食べてみたいって思ったくるみさんは思い切ってドアをノックします。そしたら、狐が「すごい、人間そっくりだ!」「ほんとうまくばけたもんだなあ。君が一番に来てくれて良かったお茶の用意するの手伝ってくれる?」「ぼくもそろそろ人間に化けるから」どうやらきつねはくるみさんを誰かと間違えているみたいです。実はきつねはくるみさんを婚約者と間違えていて仲間たちに婚約者を紹介するパーティの用意をしてるところだったんですよ。ドングリパンはどんな味だったのかな。狐と思われてるくるみさんはどうするのかな。

ちょっと先が気になる物語でしたね。人は大昔から物語を作ってきましたし今も沢山の物語が生まれていますが、長い時間読み継がれているものを名作と言います。
名作って長い物も多いのだけれど、長い文章を読むのが苦手な人は、中々てにすることがないかもしれませんが、一つの物語を5ページの物語に変えちゃったら、どうでしょう。よめるって思えるんじゃない?

5年生の手塚結衣。漫画は大好きだけど、活字アレルギー、長編読むなんてほぼ絶望的、な女の子ですが、彼女の胸にズキューンと刺さってしまったのは名作が趣味の男の子夏目君。夏目くんとなんとか話したい結衣が頼ったのが、漫画、小説、ドラマなんでも物語を5ページ名作、というノートに書き溜めているめくる君
このお話には7つの5ページ名作が出てきます
「吾輩は猫である」「山月記」「ロミオとジュリエット」「少女ポリアンナ」「南総里見八犬伝」「変身」「十二夜」
結衣はこの5ページ名作を読んで、片思いの夏目君とおしゃべりすることが出来ますが5ページ名作に感動して原作も読むようになります。
名作の世界に引き込まれていくとともに、なんと結衣の恋心も変わっていっちゃいますよ。恋の行方も楽しみながら、皆さんも結衣と一緒に5ページ名作読んで気になった物語があったら原作読んでみて下さいね。

その5ページノートに登場する原作に「虎に変わってしまった男」を描いた「山月記」、というお話があります。

原作はこちらにあります

9個のお話が入っていて、短編で、解説がそのページページでついていてすごくわかりやすいです。
もう一つ私が是非紹介したいと思う作品が入っているのでそちら最後に紹介します。芥川龍之介、蜘蛛の糸書いた人だよ、面白い作品を書く人ですよ。「馬の脚」。
ある男が突然死んじゃったんですが気がついたら見たことのない事務室にいて、そこの人たちがすごく慌てています。どうやら、人違いで死んでしまったらしく、返してやろうにもすでに足が腐っている、死んだばかりの人間はいないか、近くにはいない、でも今しがた死んだばかりの馬がいるからその馬の脚をつけよう、ないよりはいいとつけられて生き返ってしまうんです。みんなに馬の脚だというのがばれないように暮らさなきゃ行けない。この後の男の大変さが男の日記で書かれていきます。どうなるんでしょう
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