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Top Page › 児童書 › 高学年以上向き › 『ぼくのまつり縫い』神戸遥真
2019-12-09 (Mon)  11:11

『ぼくのまつり縫い』神戸遥真


☆☆☆
内容紹介
「おねがいしますっ!」
針を持ってた手をひしとつかまれ、「ひぃ」って小さな悲鳴がのどからもれた。
「助けてください!」

ケガでサッカー部の練習を休んでいた針宮優人は、
クラスメイトの糸井さんによって、強引に被服部の助っ人にされてしまう。
被服部にいたのは、空気を読まない糸井さん、明るく大胆なマスミン先パイ、男子は断固拒否(!)なサンカク先パイの3人だった。
じつは、裁縫が大好きで、得意だったことを見破られた優人は、文化発表会用のドレス作りにまきこまれていく。
ケガを心配して、復帰を待ってくれているサッカー仲間のカイトにはいいだせないまま、被服室に通ううち、優人は、手芸が大好きなのに、一方でそれをはずかしいと思う自分の気持ちにむきあっていく。

ほんとうに好きなことに正直になりたい、手芸男子ストーリー!

男子なのに、女子なのに、っていう文化的、歴史的枠の中で、素直に自分の好きを回りに言えない、隠してしまう、ってことについて、好きなんだから、正直になればいいよって物語。

文字も大きいし、改行も多いので、さらさらと読める。
主人公の優人は周りからどう思われるかをとっても気にするタイプ。そして押しに弱い。
被服部の糸井さんに助っ人を頼まれ、夏休み中だけでなく、2学期が始まってからもこそこそと被服室に通うことになり、あちこちだだましている自分が後ろめたい。
特に、仲良くなりたくて一緒にサッカー部に入ったカイトに。

優人の周りは、実はいい人ばかり。
カイトも家族も、被服部の女の子達も。
優人だけがもんもんと悩んでいるわけで
相当な勇気を持ってのカミングアウトもあっさり受け入れられちゃう。
ラストの文化発表会のファッションショーもいい感じで。

ウソをついたりホントのことをごまかしたりしたって、かくしようがない。
ぼくはぼくなのだ。
(P162)

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最終更新日 : 2019-12-09

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