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Top Page › ヤングアダルト/ライトノベル › 『ぼくの帰る場所』S・E・デュラント
2020-02-17 (Mon)  17:15

『ぼくの帰る場所』S・E・デュラント


☆☆☆
内容紹介
主人公AJは走るのが速い11歳の男子。両親には障害があって、お金や書類のことなどが処理できない。常に家族を支えてくれていた祖父が急に亡くなり、AJはこれからも3人で暮らしていくために自分ががんばろうと決心する。

内容(「BOOK」データベースより)
ぼくがほかの11歳の男子とちがうのは、走るのが速いってことはべつにして、両親に学習障害があるという点だ。でもそれはたいしたことじゃない。ほんとうに。べつにぼくが両親の面倒を見ているわけじゃない。たがいに助け合って暮らしているだけだから。おじいちゃんはやっぱりわが家の中心だったんだって、つくづく思う。それまでおじいちゃんが占めていた空間に大きな穴がぽっかりあいたようだった。それでぼくは決意した。その穴をぼくが埋めて、おじいちゃんのように、どんな問題が起きても自分で解決しようって。

読む前にびっくりした事。紙質がつるつるしてすごく滑らかな事。

AJの両親が苦手な事、学校からの書類に何か書くこととか、光熱費についての請求書の処理とか
そういう事は全ておじいちゃんがやっていた。
AJが不安なのは、おじいちゃんが死んじゃった事を学校に知られて、両親には育てられないと判断されて自分が施設に入れられるかもしれないということ。
だから、なんでもないふうを装って、助けを求める事ができない。

おじいちゃんは足が速い。年をとってもずっと走り続けている。AJも足が早くいつもおじいちゃんと一緒に走っていた。
夢はオリンピックランナーだ。
お母さんはケーキ作りの名人で世界一優しい。文字を読むのは苦手だし電話も苦手だけど毎朝笑顔。
お父さんは心配性。いつも庭にいる、住んでると言えるほどに。倒産のルールは一つだけ。
アリス(お母さん)を大切にする。
すごくいい夫婦に、いい息子。

叔母のジョセフィーンはもうすぐ赤ちゃんが生まれる予定。
娘のアイシャは4年生のおしゃまで元気で可愛い女の子。アイシャのパパ、タイラーは面白みがなくて、AJはちょっと不満。

ランニングシューズが小さくなって履けなくなったり、
水道局からの請求書の最終通告が来てしまったり
学校の面談にお母さんに来てもらうのを恥ずかしいと思ったり、そんな自分を責めたり

11歳の子どもにはどうにも出来ないこと、
けれど
家族が優しくて
周りの人たちが助けてくれて

最後に知る事になるおじいちゃんのささやかな秘密にもびっくり。
お母さんが踏み出した第一歩もほんとに嬉しい

家族を大切にする事、それは幸せな世界に繋がる。

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最終更新日 : 2020-02-17

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