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Top Page › ブックトーク › 5年生国語「随筆を書こう」ブックトーク
2020-02-23 (Sun)  18:05

5年生国語「随筆を書こう」ブックトーク

5年生国語で、随筆を書こうという単元があって、教科書の例題を読んで自分たちも書いてみる、という活動なのだが、随筆を読む体験の少ない子ども達にどんな文章を書くのかイメージを持たせたい、ということでそのための支援授業を行った。ブックトークの手法で本を紹介しながら、題材の見つけ方や、事実と自分の感想を分けて書くための発想の仕方など紹介

今回の授業の最終目標は「随筆」を書く、ということですね。
皆さんが読む文章は、物語あるいは科学本の説明文とか、漫画とか手紙とかメッセージとか
書く事も色々学んできたはずです。
調べて報告文を書いたり、物語を作ったり、感想文を書いたり、詩や俳句も作ってきたと思います。行事の後には思い出の作文を書いたよね。
随筆、というのはあまり馴染みがない文章なのではないかと思います。
それなのに、随筆を書く、という事がこの単元の最終目的となるので、今日はみなさんが面白そう、 書いてみたいなと気持ちでこの後始められるような1時間に少しでも出来たらいいなと思っています。

シナリオ

随筆ってどんな文章?ということですが、
実は去年教科書でみなさんちょっぴり読んでるんですね。
日本には三大随筆と言われているものがあります
そのうち二つが
吉田兼好の徒然草と清少納言の枕草子。
どんな事を書いているかと言うと、まず徒然草思い出してみましょう・・・教科書

つれづれなるままに、日暮らし、硯(すずり)に向かひて、心にうつりゆくよしなしごとを、そこはかとなく書きつくれば、あやしうこそものぐるほしけれ。

思い出しましたか? 
これは吉田兼好が経験したり聞いたりした事から感じた事を色々と書いている物で、243ものエピソードが描かれています。

例えばどんなお話を書いているのか、ちょっとだけ紹介しましょう

絵で見てわかるはじめての古典 徒然草


仁和寺の法師
 
出かける前にちょっと聞いておけばこんな間違いはしなかったのに、という感想がつけられています。
つまり随筆は、自分が見たり聞いたり、経験したりしたことに自分の思いや考えを付け足して書いたもの、なんですね。

清少納言の枕草子はどんなことを書いているのでしょう。
教科書にのって、皆さんが教科書で読んだのは

春はあけぼの〜

季節の、清少納言が素敵と思う所を書いていますね

他には
わたしが可愛いと思うもの、とか、
胸がドキドキワクワクするもの、とか
私が嫌いな物、とかを沢山書いています。
清少納言は自分の身近な出来事から感じる事を色々書いていて、
たとえば
葵ってハート形の葉をつける植物なんだけど、その中でもとても小さな葵が可愛いっていったり、池から救い上げたすごく小さな蓮の葉っぱが可愛い、おかっぱにした、小さな女の子が顔をかしげて物を見る様子が可愛い、
っていったり、とっても取り上げる物がセンスが良くて
みんなが読んでも、ああわかる、って感じる事いっぱいあるんじゃないかなって思います。
題材のヒントにもなります。

で今回皆さんも身近な物、をテーマに随筆の題材を選ぶといいかなと思います。

マンダラート 黒板
 ちょっと色々出してみましょうか

身近なものを真ん中に、家、学校、自然、食べもの、動物、言葉、物、人を9つのマスに入れて
自由に、何を書きたいかを発表してもらう(ここは担任主導で子ども達から沢山出してもらう)
例えば、学校でスキーに言った事、とか

たくさん出たところで
身近に色んな題材があるよね。
こうやって色々出していけば題材決められそうですね

それでは現代の作家さん達、身近な題材をどのように書いているのか、皆さんの参考になりそうなエッセイ、随筆をいくつか紹介していきたいと思います。

あまんきみこさん、全員知っているはずですが
4年生の国語「白いぼうし」「ちいちゃんのかげおくり」
の作者だよ
彼女の随筆から一つ紹介、
「空の絵本」・・朗読

彼女の幼い頃の体験、それを思い出した時、それが自分の書いてきた作品に大きく影響していたのではないかと気づいた時の動けなくなった程の衝撃を受けた気持ちが伝わりますね。
体験と気持ちが時間はすごく離れているのに繋がっている、その不思議さが読む人の心も感動させる文章になっているのではないかなと思います。みなさんにも幼い時の体験と今の皆さんを繋ぐ物が何か思い出せたら、いい題材になりますね。

本の思い出と今の自分を繋ぐ、という文章がいっぱい入ったのがこちらの本
「本を読むわたし」

「I LIKE ME」
という絵本のタイトルがついている文章を紹介しますね。このエッセイ集は、本のタイトルがそのままそれぞれのエッセイのタイトルになっています。これ、日本では「わたしとなかよし」という題ででている翻訳絵本のですが、この本にまつわるエッセイです。

朗読

この本は作者が中学生から高校生の間に書いた文章です。作者は小学校に上がる直前に両親の離婚によって、アメリカから日本に引っ越してきます。
この絵本は作者が初めて4歳の時に買ってもらった絵本なんだそうです


「きれいな色とことば」おーなり由子

「空の絵」
天気予報の天気図を自分の心に置き換えて、繊細な心の内がよくつたわります。

忘れ物とかなくしちゃったとか、自分の失敗、これは経験あるでしょ、そういうことを題材に書いたのがこの中にありました
「宝石物語」さくらももこ

ちびまるこちゃんを書いた人の文章です。
漫画家さんなので、人を楽しませるような文章が多くて思わず笑っちゃうんだけど、一冊の本から宝石が大好きになったようで、
スタールビーの章を紹介しましょう
ルビーって聞いた事あるでしょ。赤い石ですが
光を当てると星が出るルビーがあって、それをスタールビーって言うんだって。さくらさんがそれを買ってペンダントにして、友だちにも見せて「表もウラも星が出るんだよ」って得意になっていたそうです。ところがある日
朗読

題材を決めた後に随筆になる具体的な出来事をどう構成していけばいいのか、発想を広げる方法があります。


この本の発想の図で、
教科書の例文を分解していれたものを提示する事により、使い方を説明
書きたい材料のテーマが決まったら、それにまつわる事実とそれぞれの事実への感想や考えを分けて思いつくままに書いていく事、それが文章を作る材料になる事を説明して終了
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最終更新日 : 2020-02-23

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