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『本好きの下克上 第二部神殿の巫女見習い』香月美夜


☆☆☆☆
【あらすじ】

青色巫女見習いとして、忙しい毎日を送るマインに朗報が届く。母親が妊娠したのだ。生まれてくる赤ん坊への贈り物として、絵本作りを開始する。一方、神殿内では慣れないことばかりで、自由に動けない。巫女としての教養を身につけさせられたり、新しい側仕えの管理に追われたり……。孤児院長としての仕事も山積みだ。相変わらずの虚弱な体も何のその、本への愛情を武器に全力疾走を続けるマインが、念願の一冊を手にする時、貴族世界への扉が開き、物語は急展開へ突入してゆく! 近付く冬を前に、風雲急を告げるビブリア・ファンタジー! 書き下ろし番外編×2本収録!
母親の妊娠で生まれてくる子のために絵本を作りたいと
突っ走るマイン。
版画にしようと、版画の板を注文し、灰色巫女のヴィルマに絵師を頼み、
試し彫りをルッツのお兄ちゃん達に頼み、
インクを作るため煤集めをし、亜麻仁油と混ぜて・・・
ところが出来上がりは今ひとつ。
でカッターを作ってもらい、紙版に切り替え。
30冊の孤児院の子ども達の絵本が和綴じで完成。
識字率をあげることで、本を読める人が増えれば本も沢山作れる、と次々に事業を考えていく。
冬の間の孤児院の手仕事として、板のトランプ作りを考えたり
ベンノのレストラン作りのシステムを考えたり
神殿の図書館の整理を日本十進分類で整理しようとしたり

今回は騎士団からの要請の儀式が、魔法の世界。
要請されて、神官長とともに白いライオンのような動物にまたがって空を飛んで向った先は
森の真ん中に土を露出させた草木も無い所に生えたトロンベという魔木が暴れている。
騎士達が刈り取って後、魔力の強いマインが儀式を行う殊になっているが
マインにつけられた護衛の二人。マインが平民である事に反感をもっていてマインをナイフで脅し傷つけてしまう。
マインの流した血によりトロンベが芽吹き速い速度で成長しマインに巻き付いていく

マインの賢さにどこでどんな教育を受けたのかと興味を持った神官長は記憶を探る魔術具で、マインの記憶をマインとともに探っていく。
マインが前世で死ぬ事になった図書館、
マインがいた高校、
マインの家での様々な電化製品や、母の手作り品、料理。
マインがただただ本が好きな少女である事、だからこそ、この世界でも文字を読める人を増やし読む人が増えなければ書く人が増えないからと、突き進んでいるだけなのだという事を知る
そして膨大な魔力とこの世界にない高度な文化を持った世界の知識を持った存在の危険さを。

大変な事になっても、うまく行かなくても目標に向って突き進むマイン。
影響されそれぞれの立場で頑張ろうとする人たち。

マインの記憶を辿る事で、神官長は益々マインを守らなければという気持ちになったらしいし
今後も楽しみ。
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