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『オルタネート』加藤シゲアキ


☆☆☆
高校生限定のマッチングアプリ「オルタネート」が必須となった現代。東京のとある高校を舞台に、若者たちの運命が、鮮やかに加速していく。
全国配信の料理コンテストで巻き起こった〈悲劇〉の後遺症に思い悩む蓉(いるる)。母との軋轢により、〈絶対真実の愛〉を求め続ける「オルタネート」信奉者の凪津(なづ)。高校を中退し、〈亡霊の街〉から逃れるように、音楽家の集うシェアハウスへと潜り込んだ尚志(なおし)。恋とは、友情とは、家族とは。そして、人と“繋がる"とは何か。デジタルな世界と未分化な感情が織りなす物語の果てに、三人を待ち受ける未来とは一体――。
“あの頃"の煌めき、そして新たな旅立ちを端正かつエモーショナルな筆致で紡ぐ、新時代の青春小説。
高校生限定のマッチングアプリ「オルタネート」の
アカウントを作るのが当たり前となっている世界での
高校生達の群像劇で
後半の疾走感がとにかくいい

円明学園高校
3年生園芸部部長ダイキはオルタネートで知り合った2年生のランディと動画配信で人気
3年生蓉(いるる)は調理部部長で最後のワンポーションという高校生の料理コンテストのネット番組に出場を目指す
1年生の凪津(なづ)は自分の判断ではなくて、オルタネートの判断でマッチングして欲しいと考える。そんな彼女に92.3%の相性率の相手が示されて・・

尚志はドラムが得意で、小学生の時、一緒に演奏した豊が円明学園高校にいる事を知り、バンドに誘おうと会いに行く


「ワンポーション」はペアで出場して、その場で使う食材もテーマも与えられ、、決められた制限時間で料理を作り、さらにどのようにテーマを取り入れたかをプレゼンし勝敗を競うもの。
ショーアップされて面白い

前年の優勝校の男の子三浦くんに、偶然バスケ部の応援の場で声をかけられて、蓉がオルタネートやっていないものだからつながりたくてさらに学校にまでたずねてきて
三浦くんと蓉との関係がいい感じで。
三浦君の告白も
三浦君からのランチのお呼ばれに蓉が手みやげに蓉が作っていったウィークエンドシトロン(終末に大切な人と食べるためのレモンケーキ)の意味を汲み取る所も

ワンポーションの試合の様子とともによかったのは
文化祭でバンドメンバーとしてかり出された豊の演奏を聴きに行った尚志が
バンドの演奏後に飛び入りで、豊とセッションする場面

それぞれに悩みながら過ぎた日々が
大きなエネルギーとなって
未来に繋がる感じがすごくいいラスト


凪津がオルタネートに大きく期待する背景(家族の事)とか
蓉の両親のこと(彼女が料理好きなこと、何となく親とぎくしゃくしている様子の理由)
もう少し共感出来るようだったらもっと良かった。
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