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『南河国物語 暴走少女、国をすくう?の巻』濱野京子


☆☆☆

千載におよぶはるか昔のこと、黄砂舞う大陸のとある国に、天下に名を轟かせる名称軍に父親が似ていたばっかりに、あらぬ疑いで囚われの身となった、不運な父娘がおりました。ところがこの娘、たいした度胸の持ち主で――。『ことづて屋』『碧空の果てに』の作者による、意外!痛快!中華ファンタジー!
お話をされているような語り口で
第一回、第二回、と10ページずつくらいで
次どうなるのでしょうか!的にひっぱりながら
読者を惹き付ける独特な章立て。

飾り職人の賢良は品をおさめていた大店の娘翠玉と駆け落ち
田舎で一人娘紅玉を得て幸せな生活をおくっていたが
翠玉を実家に取り戻されたあげく
賢良の作った品を買わせぬよう手を回され、職人としてもの路も断たれ河川工事の人足など二明け暮れる日々。

そんなある日
二人は将軍を騙る不届きものとして捉えられ
父の唐賢良が南河国の将軍郭秀良とそっくりな事から
将軍の替え玉となるために、見かけの振る舞いや武術の修行をさせられることになる。
一方紅玉は父とはなれ、郭秀良の妻芙蓉婦人の侍女となる
先輩侍女たちにいじめられるも
刺繍の腕を磨き、物語を語る巧さで芙蓉婦人に認められ太子(皇太子)さまに使える事に
この太子さま、世間には聡明、眉目秀麗で知られるが実は
侍女はだれも長続きしない、速いものではわずか半日というが・・

紅玉は、天性の悪賢さを発揮
まわりはみな騙され大騒動がひきおこる
間諜として捉えられた仙術を使う敵国蒙呂の周逸を嘘八百騙して
瞬時に周逸とともに空間を超えて蒙呂へ行き異国を楽しみ
さらに蒙呂の将軍、文武両道絶世の美女と噂の紫蘭と出会うとやはり騙して何河国に連れ帰ったり

紅玉は大胆な嘘つきで、相手の弱みを握って強迫し意のままにして、と
やりたい放題の娘なのだけれど
生き別れの母に焦がれる娘でもある
場面がどんどん切り替わって
暴走少女の暴走小説
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