ブックトーク・・・小学生対象 テーマは『きょうだい』

おさるになるひ (どうわがいっぱい) (1994/01/18) いとう ひろし 商品詳細を見る

こんど、ぼくに妹か、弟が生まれる。
どんな妹、弟？
想像を巡らすうちに、
僕は生まれたときのことも
はじめて歩いたときのことも
初めて木に登ったときのことも
何にも覚えていないってことに気づく。
本当に、僕は、おさるのこどもなの？
そんな僕に、お母さんは
生まれたときや小さいときのことを話して聞かす。そして、
きっと、生まれてくる子も、みんな忘れちゃうと思うの。
だから、しっかり覚えてあげててね。と

これは、集団の読み聞かせには向かない大きさだし、白黒の挿絵のページは後ろの子にはよく見えない本なのだけれど、後ろに座るのは、高学年の子達で、低学年はみんな前に座るので、事前に絵が見えずらいかもしれないけれど、この本はお話だけ聞いてもよくわかるから大丈夫、お話をしっかり聞いてね、と声をかけて読み聞かせた。
低学年からは、読んでる時
「私も忘れちゃった」「私も覚えてないよ」
ってつぶやきが聞こえました。

生まれたときのことって覚えてないよね。
みんなが生まれた年にどんなことがあったのか調べてみました。
有珠山爆発や、テレビのドラえもんの声が変わったことや、週休二日制になったことや、
はやぶさ打ち上げ、だんご３兄弟大ヒット・・
子ども達が関心持ちそうな出来事を選ぶのに悩みました

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おさるのもり (どうわがいっぱい) (2003/07/26) いとう ひろし 商品詳細を見る 生まれた妹が初めて木に登るためにおにいちゃんおさるは色々考えます

おねえちゃんより、大きくて力も強い妹がいたらどうかな～

小さなおねえちゃんと大きないもうと (ポプラ社のなかよし童話 (26)) (1985/09) 浅川 じゅん 商品詳細を見る

つぎはいたずらなおにいちゃんといたずらをしたい妹のお話

エーミルと小さなイーダ (せかいのどうわシリーズ) (1994/01/25) アストリッド リンドグレーン 商品詳細を見る

同じリンドグレーンの作品で姉妹のおはなしもあるよ

おもしろ荘のリサベット (せかいのどうわシリーズ) (1992/03/06) アストリッド リンドグレーン 商品詳細を見る 妹の鼻の穴に入ったエンドウ豆がとれなくなっちゃってね・・でもこの二人なんだか平気で別の事件も起こしちゃうの

兄弟の話ではないのだけど、
リンドグレーンってとっても有名な作家さん。特に世界中で人気なのがこのお話
９歳でひとりぐらし、でもとっても力持ちで元気一杯の女の子の物語

こんにちは、長くつ下のピッピ (2004/02/17) アストリッド・リンドグレーン 商品詳細を見る

長くつ下のピッピ (岩波少年文庫 (014)) (2000/06/16) アストリッド・リンドグレーン 商品詳細を見る

兄弟の話にもどります。昔話でも兄弟の物語ありました

ヘンゼルとグレーテル―グリム童話 (1983/04/15) ヤーコプ・ルートビッヒ・グリム、ビルヘルム・カール・グリム 他 商品詳細を見る

弟との結びつきがとても強い画家がいました。
弟に７００通もの手紙を残しているんですよ。

ゴッホ (ヴィヴァン25人の画家) (1995/06) 坂崎 乙郎 商品詳細を見る 広重の浮世絵の模写を見せてその頃から色使いが変わっていったこと、絵を見せながら

この本には、ゴッホの手紙も多く紹介されていて、彼の苦しみや寂しさを感じながら鑑賞することができます

ゴッホの絵本―うずまき ぐるぐる (小学館あーとぶっく) (1993/06/04) 結城 昌子 商品詳細を見る

弟のテオにとってゴッホは大切な大切な兄でした。
ゴッホが死んで、テオもわずか半年で亡くなってしまいます

にいさん (2008/03) いせ ひでこ 商品詳細を見る