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Top Page › ヤングアダルト/ライトノベル › 「君の夜を抱きしめる」 花形みつる
2012-10-29 (Mon)  18:55

「君の夜を抱きしめる」 花形みつる


君の夜を抱きしめる君の夜を抱きしめる
(2012/07/14)
花形 みつる

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☆☆☆☆
内容説明
新太郎は、彼女もいないのに赤ん坊を育てる事になってしまった。アルバイトをしながらの育児。夜泣きの寝不足でふらふら、熱を出せばおろおろ、そして次に訪れた災難は女難だった?――。子どもがこの世にいるいとしさが風のように駆け抜ける。


遠まわりして、遊びに行こうの新太郎
今度はイクメンとなる。
赤ちゃん=亮(とおる)くんを預けられたのは正宗さん。
亮くんは、正宗さんの大学時代の友人ルポライターの二三子の次女ローサちゃん(17歳)が高校を中退して産んだ子どもなのだ。
ところが、半年たって二三子に預けてローサちゃんが出奔。
二三子はさらに正宗サンに預けて自分は海外取材に出かけてしまった。
「育児ってのがどんなに大変な仕事か知ってるか。俺みたいな年寄りが一人で赤ん坊の夜泣きにつきあってたら過労死だ、」と脅迫まがいのごり押しで押し切られてしまった新太郎。
正宗サンは昔二三子の長女野枝ちゃんを赤ちゃんのとき主夫として育てていて育児に妙に詳しい。

亮君と新太郎の日々は育児の大変さや
大変さの中に訪れる喜びとかがとても丁寧に描かれていて、
新太郎がまじめに新太郎らしく育児にはまって行く様子が楽しい(無農薬野菜にこだわった離乳食とか)

章のはじめに毎回トオルくんの心の言葉が語られていて絶妙。

ローサちゃんが帰ってきて、
出奔の理由が語られる。

瑯紗(ローサ)と亮くんの泣き声の二重奏
泣いている子どもは抱きしめてあげる。
それを教えてくれたのは亮くんだった。
新太郎は、二人を抱きしめた。
ここにいるから。
オレがここにいるから。
(本文)

毎度成長する新太郎です。

人間にとって、自分が今どこにいるのか、の次に重要な問題は
そこに自分がいる理由はなにか。
そいつは、根つめて考えるあまり頭がおかしくなる人間も出てくるくらいの難問らしいが、
いまのオレは、
自分がここにいるってことだけでオッケーだ。
(本文ラスト トオルの心のつぶやき)

相変わらずの子ども塾の豪快な遊びも読んでて楽しい
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最終更新日 : -0001-11-30

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