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授業支援ブックトーク 小学3年生対象 テーマ「海の作家 山下明生」

小学3年生国語(光村)に「海をかっとばせ」という作品単元がある。
その授業後の発展読書のためのブックトーク。
やはり、町の図書館の資料だけでは全員読書にたりないので、道立図書館から借りて34人のクラス全員が読める分の山下作品を準備した。その後、2週間クラスに貸出。自由に読めるようにした。
以下、原稿

 『海をかっとばせ』、国語でみんな勉強したところということで、今日はそのお話を書いた人、「誰だっけ?」そう、山下明生さんの、他にもいっぱいある作品からいくつかブックトークしますね。
テーマは「海の作家 山下明生」
 山下さんは1937年生まれですから75〜76歳。今までにたくさんの物語を書いてるし、バーパパパみんな知ってる?

バーバパパたびにでる (講談社のバーバパパえほん)バーバパパたびにでる (講談社のバーバパパえほん)
(1975/09/09)
A・チゾン、T・テイラー 他

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この本フランスの絵本なんだけど、日本語にしたのも山下さんなんだよ。
山下さんの作品の特徴はほとんどの作に海が出てくるの。きっと、海が大好きなんだね。それと現実の世界に突然に現れる不思議なファンタジーとユーモア。教科書に出てくるお話も海が舞台だったし、不思議な男の子でてきたでしょ。
それでは、教科書に出てきたお話の絵本から紹介します。


海をかっとばせ海をかっとばせ
(2000/07)
山下 明生

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授業でいっぱい読んだから、知ってるよ、なんて言わないでページ開いてみてほしいなあと思います。絵本ってね、絵と文章と二つが合わさってできる芸術作品でもあるんだ。絵があることでその物語の魅力がグーンとアップする、イメージが広がるってことがあって、この作品まさにそうだと思うの。教科書と比べてみて。
  [開いてみせながら、教科書ではカットされている絵を見せていく]
教科書にも挿絵がでてたけど、迫力が全然違うね。
自分で何か一つ決めてがんばるってかっこいいよね。
この絵本の絵を描いたのは、杉浦範茂
この同じコンビでこんな絵本があります。


まつげの海のひこうせん (日本の絵本)まつげの海のひこうせん (日本の絵本)
(1983/01/01)
山下 明生

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この絵本は「絵本にっぽん大賞』という賞に選ばれた絵本
けんかして、負けてすごい悔しい気持ちになったことあるかな?
そんな男の子の気持ちを描いた作品です。
そしてこの作品はボローニャ国際児童図書展グラフィックス賞を受けた作品でもあるんだよ。
  [絵本を開いて、途中までとばし読み。]
プール好き?
暑いときのプール、楽しいよね。
夏休み練習して、もっと泳げるようになりたいなあって思ってる人?
次は、今年は泳げるようになりたいって、張り切っていたのに、耳の病気になって、今年は泳いだらダメって言われちゃって、悔しいカズくんと、ちょっと変で、でも、いいなあって感じるお父さんのおはなし。
プール好き?
暑いときのプール、楽しいよね。
夏休み練習して、もっと泳げるようになりたいなあって思ってる人?
次は、今年は泳げるようになりたいって、張り切っていたのに、耳の病気になって、今年は泳いだらダメって言われちゃって、悔しいカズくんと、ちょっと変で、でも、いいなあって感じるお父さんのおはなし。
プール好き?
暑いときのプール、楽しいよね。
夏休み練習して、もっと泳げるようになりたいなあって思ってる人?
次は、今年は泳げるようになりたいって、張り切っていたのに、耳の病気になって、今年は泳いだらダメって言われちゃって、悔しいカズくんと、ちょっと変で、でも、いいなあって感じるお父さんのおはなし。

ふとんかいすいよく (あかね創作どうわ 1)ふとんかいすいよく (あかね創作どうわ 1)
(1977/08/25)
山下 明生

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カズ君ががっかりしているのを知ったお父さん、こんなこと言い出します。(P14)

ここにでてくるおとうさん、山下サンの想像のお父さんなんだって。多分、理想のお父さんだね。あとがきに、書いてあるんだけど、山下さんは20歳になるまでお父さんを知らなくて、いつも想像のお父さんと想像の遊びをしていて、それがこの「ふとんかいすいよく」なんだそうですよ。

山下さんは広島県の島に生まれた人で、その島の近くに敷島という無人島があって、元は綱引きの引き、に島と書いて引島と読んでいたそうです。鬼が引っ張ってきた島で、そこで鬼は力尽きて死んでしまったという言い伝えがあるんだって。
その話をもとに山下さんが作ったお話

島ひきおに (絵本・日本むかし話)島ひきおに (絵本・日本むかし話)
(1973/02)
山下 明生

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この話を読むと私、何ともつらい気持ちになっってしまうのだけれど、でもこの鬼の寂しい気持ちにすごく引きつけられてなんども読んでしまうお話なんだ。
  [鬼が島をひっぱっていくところまで]

次はすごく不思議で、でもこんなことがほんとにあったらいいなあって思えるお話。

屋根うらべやにきた魚 (せかいのどうわシリーズ)屋根うらべやにきた魚 (せかいのどうわシリーズ)
(1992/01/16)
山下 明生

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山本君4年生です。彼の家は海に浮かんでるの。(p10)お父さんが魚の養殖ー魚を育てて売る仕事ーを始めたのでこの筏の上に屋根裏部屋のある小屋を作ってすんでいます。
屋根裏部屋が山本君の部屋。船の中にいるみたいな部屋だよね。ここに滑り台があるのだけれど、一人で留守番することになった満月の夜、外を見ると、こんなことが起きていました。たこが滑り台を登り、その後にかにとヒトデと巻き貝、その下に続く奇妙な魚。そして適当な高さまでくるとつぎつぎに楽しげに、チャポンチャポンと海におどりこんでいるの。
びっくりして、滑り台の上から覗き込んでみたら、魚たちはいなくなってしまって。次の日、あの奇妙な魚について、とうちゃんに聞いてみたら、それは、「ホウボウというんじゃ。羽が大きいやつなら、セミホウボウじゃろう」図鑑をみると、歩くことができて、声を出せて、翼がついてる魚ってことがのってて、夢じゃなかったんだって思ったんだよね。私も実は図鑑見てみました。(魚図鑑でホウボウをみせる)
次の満月の日、やっぱり魚たちは楽しそうに遊んでいて、やがて、魚たちがいなくなって眠ったところ、ト、ト、ト。戸をたたいてる音がして開けると足下で
「こんばんは。おやすみのところを、すみません。」
あの滑り台ではしゃいでいた魚。
実はこの魚、おなかのなかの浮き袋がこわれちゃったらしく、で
山本君の部屋にこっそりすむことになったのだけど・・
いろんな事件がおこるんだ。

今のお話と同じように、不思議な生き物をかくまうことになった小学生のお話がもう一つあります。

ポケットきょうりゅう サイコロンクス (どうわのとびらシリーズ)ポケットきょうりゅう サイコロンクス (どうわのとびらシリーズ)
(2008/04)
山下 明生

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こちらは3年生の女の子。この子はランフォリンクスっていう恐竜が好きなんだって。
(恐竜図鑑見せる)
この女の子不思議なさいころを拾ったその晩、目がさめるとさいころが少し光ってました。スタンドの灯をつけて手に持って調べてみると、中に何かが透けて見えてもぞもぞ動いてるの。さいころを両手につつんで指の隙間から息をふーふーふきかけると、手の中でさいころが動いて、思わず手を離すとさいころがくるりと転がって・・(p34)
しっぽがランフォリンクスに似てるからサイコロンクスって名前をつけました。さあ、見つかったら大変、私が守らなくちゃって女の子は思うのだけれど、このサイコロンクス、すぐ勝手にどこか行っちゃうし、出てきちゃダメよ、とかくしても出できちゃうんだよね・・騒ぎがいろいろおきます。サイコロンクスの世話をしているうちに、この女の子甘えん坊で泣き虫だったのですが、変わっていきます。そしてもちろん山下サンの書く物語ですから、この女の子が住んでる町も海のそばなんだよ。

先週花一会で絵本作家の村上康成さんがお話会を開いてくれて、来てくれた人もいますが、村上サンとのコンビで書かれた絵本紹介しますね。

うみのポストくんうみのポストくん
(2007/06)
山下 明生

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和歌山県というところに海の底にポストがあって、そのポストに手紙を入れたらちゃんと全国どこでも配達してくれるんだって。それをヒントに書かれたお話かなあと思うのだけれど、このお話は、海の底でポスト君とたこが仲良くなって、たこの子どもたちを預かります。ところが嵐がやってきて、おなかの中に子どもたちを入れて耐え抜くのですが、ふたが開かなくなってしまって大変なことになっちゃいます。

もう一つ本当に合った出来事をヒントに書かれたシリーズがあります。
幼稚園にしょっちゅう遊びに行って子どもたちととても仲良くなって有名になったカッタくんというペリカンがいたの。5年前の夏に死んでしまったのだけど、映画にもなったのでみんなのお父さんやお母さんは聞いたことがあると思います。

はるいちばんのおきゃくさま―くじらえんはうみのそば (ぴかぴか童話)はるいちばんのおきゃくさま―くじらえんはうみのそば (ぴかぴか童話)
(1994/11)
山下 明生

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ゆうすけくんがけがをしたペリカンをたすけて幼稚園でカンスケという名前をつけて飼うことになります。カンスケも人懐っこくてね、幼稚園でのいろんな出来事ゆうすけくんたちといっしょに体験していきます。

次はすごく幸せな気持ちになる絵本。友情というものが私たちの世界にあってその尊さ,美しさをあらためて感じることができてほんとに良かった。私この本は今回初めて読んだのですが、最後泣きそうになりました。

海のやくそく海のやくそく
(2002/06)
山下 明生

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若いクモと年老いたクジラの物語です。

他にもぎっくり腰になっちゃって、海の底にある温泉でゆったりしているサメのサメザメ。

サメのサメザメ (どうわがいっぱい)サメのサメザメ (どうわがいっぱい)
(1992/02/25)
山下 明生

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ある日、人間がやってきたのでパクリ、うまい、ということを知ってやってくる人間を次々食べていたのですが1年ほど立って、どうもからだの調子が悪い。イライラするのです。さてその訳は・・というお話や

まめだまめまめだみつまめだ (山下明生の空とぶ学校)まめだまめまめだみつまめだ (山下明生の空とぶ学校)
(1995/07)
山下 明生

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出会った狸と、早口言葉合戦することになった男の子と狸のお話、「すぺしゃるとろぴかるふるーつじゅーす」とか「すましじるしめじじるしじみじる」とか面白い早口言葉がいっぱい、のお話とか
なぜか犬のマルが「いぬとあるけばゾウにあたる」といえばぞうにほんとにあっちゃったり、恐竜にあたる!といえばほんとうに恐竜のような大トカゲにあっちゃったりするお話とか面白い本いっぱいです
犬とあるけば (新しい日本の幼年童話)犬とあるけば (新しい日本の幼年童話)
(1999/09)
山下 明生

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今日はクラスの人数分以上の本を持ってきました。この後、好きな本選んで読む時間にしたいと思います。
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